※ある意味ではハカランダよりも稀少かもしれません※

今では、紅木(こうぎ)も幻と呼ばれる素材に入ります。私も実際に見たのは２度。

かつてより一般的に唐木と呼ばれる「紫檀・黒檀・鉄刀木(たがやさん)」。
この紅木も、おおまかには唐木の中に含め入れられることもありますが、
木の種類としては、違う種になる紅木。減産は、主にインド南部。



三味線の棹に使われますが、紅木が使われるものは高級な部類に入ります。
こちらもワシントン条約(附属書２)に記載がある種ですので、
基本は国内に現存する材が流通することになります。

紅木自体も、非常に希少でありますが、
この材も杢(縞模様)が出るかでないのかで大きく価値が変わる素材でもあります。
木材全般では、こうした木目の模様は「杢(もく)」と呼ばれますが
三味線の紅木は「トチ」と呼ばれ、『紅木のトチ』は超高級品となる訳です。




今では流通量自体が少なく、これまで仕入れに通って見ることができたのは２度だけです。

入手困難で知られるハカランダも、大きくて分厚い素材は少ないのですが、
用途が限られている分、紅木の方が出回る量が少ないのかもしれません。
もし、あったとしても三味線の業者様の基へ行く事が想像され、一般に出回ることは稀ということになります。


業者様のお声掛けで、良質な紅木のトチ、杢の分厚い素材が手に入りましたので、
ここは、大盤振る舞いで、副賞といたしました。


ぜひ、奮ってのご応募をお待ちしております！

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